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昨年の秋からまた胃の調子が悪かったのですが、まぁまた神経性の胃炎だから自然に治るだろうと鷹をくくっていたら12月に入って胃痛がひどくなったため、こりぁやばい!と病院に行きました かかりつけのドクターは人気があって当日の診察は絶対無理!なのでナースプラクティショナー(Nurse Practitioner, NP:看護婦と医者の中間にあるような職業で、一定レベルの診断や治療などを行うことが出来る)に診察してもらいました。

一応ピロリ菌検査と、胃潰瘍だったら出血があるのでそれを調べるために血液検査と便検査の両方をしてもらいました。出血に関しては両方の検査でパス。なので出血はしていませんが、なんとピロリ菌検査は陽性でした 検査の結果がでるまで胃酸を抑制するプロトンポンブ阻害薬(Proton Pump Inhibitor, PII)であるオメプラゾール(Omeprazole)を処方してもらっていたので調子は良かったのですが、念のためにいつものドクターに電話で相談すると、一週間後に診察するから来て欲しいと言われました。1カ月待ちが普通なので、一週間後でもかなり優遇してもらって早い方なんです。

2年前にも胃の調子が悪くてそのときにピロリ菌検査は抗体3種全部陰性だったので、その後の感染。それも最近の感染だと言われました。ピロリ菌の血液検査は3種の抗体を調べるわけですが、今回の検査では感染後しばらくして出来るIgMという抗体のみが陽性で、感染期間が経過するにつれてIgA, それからIgGと増えていくわけですが、IgAもIgGは陰性でした。

ナースプラクティショナーの判断では感染初期だから体の免疫システムが勝って菌をやっつけてしまうことがあるので様子を見てまた検査、でしたが、ドクターは
即除菌!
と判断されました。わたしも菌があるのが分かっているのにそれを体の中で飼ってるのも嫌だなぁと思っていたので即同意したわけです。

ピロリ菌感染率グラフ
日本では40歳以上の人の80%近くは感染しているピロリ菌ですが、大体は子供の時の感染で大人になってからの感染は少ないと理解していたのでちょっとショックと同時に、どうやって感染したの?と不思議でたまりません。夏ハワイに行って、衛生管理が疑問なトラックで調理したえびを食べて、食べたその日の夜に胃が痛くて夜中に起きたとドクターに伝えたら、多分それじゃないかと言われました。ホノルルのノースのえびトラック大人気ですが、前々からその衛生面に関しては問題があるようで、わたしも地元の人にあんまり食べない方がいいよ、なんて言われたことがありますが、ひょっとしてこれだったらもう食べれないなぁ 

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除菌レジメンは2週間で今やっと1週間終わったところです。日本では1週間が標準ですが、日本でもアメリカでも基準の治療法はPPI(オメプラゾールかランソプラゾール)アモキシシリン(Amoxicillin)クラリスロマイシン(Clarithromycin)の3剤併用療法で、除菌率は90%だそうです。クラリスロマイシンにピロリ菌が耐性を作りやすいために2種の抗生物質を使うのだそうです。最近ではそれに加えビスマス剤を加える4剤併用がさらに除菌率が高いと分かったために、わたしは次サリチル酸ビスマス(Bismuth Subsalicylate: ピンクの錠剤です、アメリカではPepto-Bismolとして市販されています)も飲むように指示されました。ドクターはこの4剤併用レジメンで95%の除菌成功が期待出来るとおっしゃってました。

ただ、この次サリチル酸ビスマスは日本では副作用が多いので使用していないとネットで読んだのと、ドクターももし耳鳴りなどの副作用があったら量を減らしなさいとおっしゃるので、最初から半分の量を服用しています。今現在もずいぶん調子はいいですが、レジメンが終わって2週間後に便検査を受けて、除菌の確認をします。抗体を調べる血液検査では除菌後も抗体が体内に残るので陽性と出るため除菌確認には尿素呼気検査(Urea Breath Test)便検査(Stool Antigen Test)をする必要があります。便検査の方が呼気検査より正確性が少し高いのと検査料金が安いという理由で便検査が主流です。

わたしもネットで色々リサーチして情報収集しましたが、アメリカと日本ではやはり多少治療が違うので、もしアメリカ在住の方で同じようにピロリ菌除菌治療が必要な方に少しでも参考になればと思い長々しく書いてしまいました。

それと、ピロリ菌、英語ではピロリと言いません。H.Pyloriとつづり、エイチ・パイローリと発音しますので、ぜひご注意下さい。ひまですよねぇ、ピロリ菌の絵文字まで作ってしまいました(笑)。ちなみに除菌はeradication (動詞はto eradicate ~ )です。